昨年末に第二子を出産しました。
赤子の育児で絶対にぶつかる壁…それは、
寝かしつけ
これは避けて通れない。でも赤子は寝てくれないと、こっちも体力がもたない…ならば!
早いうちからネントレしましょう。
ネントレって?
寝かしつけトレーニング、ねんねトレーニング、略してネントレです。
子供が一人で眠れるようにするトレーニングのことです。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
そうはいっても、寝かしつけの本はたくさん出ているし、一体何から手を付けたらいいの?と悩む方も多いはず。
私が一番参考になったのは、
です。
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要は、産まれてきた赤ちゃんを規則正しい生活に導き、赤ちゃんも自分も楽しく育児しよう!
ということです。規則正しい生活に導くので、スケジュール通りに日々を過ごせるよう努力は必要ですが、実践してしばらくすると夜に起きることが殆どなくなります。
よく一時間置きに起こされて睡眠不足~、なんて聞きますが、これがうまくいけばそんな悩みはほぼなくなります。
ジーナ式について
ネントレ検索をしていると、「ジーナ式」を目にした方も多いと思います。
「ジーナ式 1か月」などにするとその月数のスケジュール情報が出てくる…かも。
簡潔に、すごーくざっくりまとめてしまうと、イギリスのナニーが考案した、赤ちゃんの育児方法、というところでしょうか。
「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 」はそれを日本版にアレンジしたようなものです。基本原則は変わりません。
日本はどうにも「苦労してなんぼ!」という風潮があるような気がするので、理解は得られません。特に自分の親、おばあちゃん世代以降には受け入れられない傾向が強いようです。
どうしてネントレするの?
産後の体力回復のため、精神的に追い詰められないため。
端的に言うと、言葉は悪いですが、「楽をするため」。
ですが、これは本当に大事です。
余裕がなくなればイライラするし、泣かれるのが怖くなるし、どうしていいかわからなくなる。
家にいて昼寝をしようと思えばできるかもしれない状況にあるならともかく、上の子がいたら難しいし、ましてや
仕事復帰したら…昼寝なんて、そんなこと言ってられない。
睡眠が不足すると途端にイライラする私にとっては、これは二人目産後から最重要課題。
ネントレをしっかりしておけば、とりあえず睡眠不足から解消されます。
ネントレに必要なもの
まず、必要なものは
- リビングなど、親が起きている部屋とは別の寝室(静かな部屋であると尚好ましい)
- 一人寝するための布団又はベッド
- 夜間用に使う、小さなナイトライト (夜間授乳のときに使います。薄暗く照らせる程度でいいです。デスクライトは不向き)
- 遮光カーテン(部屋を暗くするため)
- 心配な人はベビーモニター など
- エアコンなど、空調設備
- おくるみ に使える布(バスタオルやおくるみとして売っている製品)
です。
部屋
家族世帯で1Rなんて間取りはないでしょうから、一部屋は寝室で確保できると思います。
要は寝るためだけの部屋があればいいです。活動する部屋と分けてくださいね、ということです。
布団
親の布団と一緒だと後々「親が動いた刺激」で起きることになるので、分けた方がいいです。あと、赤ちゃんが同じ布団にいると寝ていても自分の体がそれほど休まりませんので、非推奨です。
私は畳に布団派なので、子供の布団の隣に自分の布団を敷いています。
ナイトライト
夜間に蛍光灯の灯りにさらさないために必要です。昼夜の区別をつけるため、夜の間の強い灯りは厳禁です。他の家族も一緒に寝ていることも多いでしょうし、これは必須です。
カーテン
遮光カーテンは外からの光の刺激を遮断するために必要です。遮光のあるなしではこの暗さが大きく変わってくるので、自分の睡眠のためにも是非導入してください。1級遮光が望ましいです。
ベビーモニター
寝室と親がいる部屋がとても離れてしまい、とても泣き声が聞こえないと思われる、大邸宅に住むような人以外は不要だと思います。
どうしても心配なら買ってもいいと思いますが…、ネントレは辛抱強く見守ることも必要なので、これがあると様子が気になってしまって大変かもしれません。
というか、大邸宅じゃなくて普通の一軒家で本気で泣かれたらまず聞こえると思います…。
ネントレは何もずーっと完全放置するわけじゃないので、適宜様子を見に行けば済む話です。
尚、買わなくてもスマートフォンが2台あれば、ベビーモニター代わりにできるそうですよ。家庭内Wi-FiとLINEの無料ビデオ通話を使って、1台は子供が映る位置に、もう一台は自分の手元においておくのだそう(私はやったことがありません)。
空調
部屋を適温にしておくと眠りが良いので、あるといいと思います。長男の時は夏なのに寝室にエアコンがなくて地獄のような暑さになってしまうことがしばしばありました…
暑いときは設定温度を高め(26~27℃)にして、寒いときは設定温度を低め(18℃)にして夜通しつけっぱなしです。その方が子供が安眠できます。
おくるみ
寝かせるときに巻いてあげると赤子が安心して寝るという、素晴らしいアイテムです。バスタオル でも可能です。
包み方は他のサイトで紹介しているので、参照してみてください。
例えばこちら → おくるみの使い方
しかし…おくるみはこんなに便利なのに、どうして母親学級や産院で教えないんでしょうねえ。教えてもらったことないよ。母子手帳にも書いてないし(書いてある自治体ある?)。不思議ですね。
眠りへの導入方法…寝かしつけ
暗い部屋で子供をおくるみで包んで布団に置く、が基本です。
泣いて愚図っているとき、なんか寝そうにないときなどは以下の手順で寝かしつけています。
- おくるみで抱っこしてゆらゆら&お尻辺りをとんとん
- 落ち着いて目を閉じてきたらベッドへそっと置く(神経質にならなくてもいい)
- 軽く愚図っていたらそのままお腹をとんとん
- 落ち着いたら退出
※ベッドに置いて即愚図ったらもう一度1からやり直し
抱っこで寝かせることは禁忌ですが、「眠気を誘う」程度ならありです。
ネントレでやってはいけないこと
トレーニングをするにあたって、絶対にやってはいけないことがあります。
- 抱っこで寝かしつけをしないこと、自分が後々辛くなる方法で寝かしつけないこと
- 添い乳しないこと(母乳の人)
- 途中でやめないこと
- すぐにあやしにいかないこと(見守る勇気を持つこと)
ネントレは、自分も赤ちゃんも睡眠を確保することが目的です。
よく「抱っこじゃないと寝なくてー」というのは、親がそういう風に仕向けているからです。
抱っこでゆらゆらされたら気持ちいわけですが、それなしでは寝られなくなってしまうように親がしつけているという自覚を持ってください。
添い乳も同じ理由です。それをすると「乳がないと寝ない」に条件付けされる可能性が非常に高くなります。
夜間授乳で起き上がるのは面倒だとは思いますが、ここは必ず体を起こして、あげて終了、をわかるようにやった方がいいです。
途中でやめると、赤子の混乱を招くことがあるそうです。(あまりに泣いて過呼吸で危ない!と思ったら次の眠いタイミングに挑戦するといいと思います)
ネントレではすぐにあやしにいかず、見守る勇気がとても大切です。
泣いていてもすぐに抱っこしないでください。ただの寝言かも、そのまま放っておいたら寝るかもしれません。
ネントレの開始タイミング
大体は退院後からやることになると思いますが、できるなら産まれてすぐやった方がいいです。月齢があがると周りの状況がわかってしまうため、余計泣くことがあるとか。
また、夜にやってしまうと大変になることが予想される場合は、昼寝からやってみるといいです。
可能なら産後すぐから
私は1人目は産後大部屋、授乳時は授乳室へ(蛍光灯が煌々としている…)だったのでそんなことはやっていられませんでした。
2人目は個室、更に授乳室に行く必要もなかった(部屋であげていればよかった)ので産まれてすぐからネントレ開始していました。帰ってからも「寝るときは布団で」とわかっていたので、非常にスムーズにできました。
覚悟を決めよう
いきなりはうまくいかないかもしれない、夜通し泣かれるかもしれない。
泣き声に心が折れるかもしれない。
ネントレが無事に成功し、あなたにもこどもにも幸せな日々がありますように。