こんにちわ、エンジニア婦人(@naho_osada)です。
6歳と4歳の子(2022年5月時点)を持つ2児の母です。現在はフリーランスのエンジニアとして活動しています。
本記事の内容は、子育て中の方なら誰でもぶつかる壁、試練の話です。
トイレトレーニング、略してトイトレ。
おむつを外れて一日をパンツで過ごし、自分でトイレに行くようになる、一大イベントです。
各家庭やその子によって本当に色々な事例がありますが、その一つとして記載します。1人目、男児のお話です。
スタートは1歳の夏
「トイレトレーニングやるなら夏の今!」みたいな雑誌を本屋で見つけまして。ああ、うちのもそのくらいだからやり始めようかーと思いました。
夏だと薄着で良いから洗濯物も少なくて済むし、早く乾くし、主にお世話する側にメリットがあるということで。
トレーニングに当たり、トイレに近いタイプのおまるを購入してきました。

Combiのおまるです。
洋式トイレに近くて、蓋を閉めれば踏み台にもなる、という点に惹かれました。
設置場所はトイレ。リビングでやる場合もあるそうですが、リビングが臭くなると嫌だな、と思ったのでトイレでやることにしました。トイレに設置スペースもありましたので…。
まずは座らせるところからスタート。幸い、座ることに抵抗はなかったようです。
どの下着にするか
トイレトレーニング用のパンツを買うか、普通のパンツを買うか散々悩みましたが、この子はおむつがびしょぬれでも重くてもまるで無視するタイプなので、普通のパンツにしました。洗いかえ込みで8枚常備です。
夏だったので冷房なしでパンツのみで家の中では過ごしていました。
トイレトレーニング用パンツもありますが、厚みがある分乾きにくいというので私は使いませんでした。
トイレトレーニング用おむつもありますが、これも「おむつと変わらない反応するんじゃないか」と懸念して買いませんでした。使い捨てなだけあって、外れるまで使うとなるとお金がかかりますしね。いつ外れるかわからないし。
成果
この頃はトイレに行きたくなるタイミングがこちらにも全くわからず(〇時間置き、というわけでもなかったようで…)、稀に大きい方が成功するくらいでした。
トイレに行く、おまるは座るところ、という意識づけができたくらいで夏が終了し、トレーニング終了。外れる気配すらなかった。
真似っこしたいが始まったので、おまるに加えて補助便座も購入しました。

こちらも座るときは座りました。これは乗せるだけなので、楽でいいですね。
ただ足がつかないのが怖いようで、嫌な時は嫌とのけぞっていました。
1歳9か月、2歳前の春
暖かくなってきたし、そろそろ本格的にトイレトレーニング再開しようかなーと思っていたら、自分の妊娠が発覚し、それどころじゃなくなりました。
土日のお休みの時に、旦那が頑張る程度で。ほぼ成功しない。
後始末も面倒なので、トレーニング諦めでした。自分が体調悪いときに失敗されると瞬間湯沸かし器になるんです。怒り炸裂してしまう。双方に悪い影響しか及ぼさない気がしたので、ゆるくしかやりませんでした。
※失敗しても怒らないのがコツらしいです。
2歳の夏
そんなわけで、適当にゆるく、もう外れたらラッキーだよねくらいで過ごしていました。誘導したり、たまに座らせたりだけは続けていました。
パンツ限定でしたが、漏らしたら「ちっちでた」と教えてくれました。事後なんですが。※この頃からまともにしゃべってくれるようになってきました
本当は夏、ここが一つのチャンスだったのだと思いますが面倒さが勝って、完全に逃しました。
2歳9か月、3歳前の春(下の子3か月~)
出産して3ヶ月ちょっと経過、そろそろ暖かくなってきたし、またトイレトレーニング始めようぜ!と、ここでもやっぱり「旦那が」奮起してくれました。
土日にパンツ1枚で過ごし、失敗したら「教えてねー」と言いつつ怒らず…
相変わらずパンツ限定で、漏らすと「ちっちでた」と教えてくれました。
この頃にようやく「びしょびしょ」が気持ち悪いという感覚が出てきたようで、ある日「ちっち」と出る前に教えてくれました。
トイレに誘導しておまるに座らせたら、できました!やったね!
…と、このことがあってから、3日ほどで失敗することの方が少なくなってきました。急成長です。なんか覚醒したらしいですね。
トイレ覚醒後
自分で勝手に行って勝手にするまでになりました。終わると事後報告です。
ところで、おまるで成功すると、その後始末をしますよね?中身をトイレに捨てて、軽く水洗いして…というような。
ただ、それを見て、自分も最後まで片付ければいいんだ!と思ったようで、とにかく自分でやりたがるようになりました。正直迷惑です。こぼしたら災難だし。
そこで思い切って「便座だけにしたらいいんじゃない?」と。直接トイレにしてくれた方が、こっちも片付けがなくて楽ですし。
補助便座、再登場です。おまるはあると混乱するかもしれないので、片付けました。
そうしたら、初めは「あれ?」と思ったようですが、これの使い方自体は知っているのでセットして座り、できました。
おまるを使っていると本来のトイレでさせるのにまた時間がかかる場合もあるらしいですね。両方使っておいてよかったです。
大人の負担がぐっと減りました。
こうして自分ですべて用を足して帰ってくることができるようになり、家の中での昼間のおむつは外れたと言って良い状態になりました。
自分でできるもん!?
この頃、どういうわけか頻繁にトイレに行くことが多かったんですね。全然2~3時間置きじゃない。
その分片付け回数も多くて、出たー!と言われたらすべてのことを中断してトイレに駆け付けていたわけです。災難を引き起こさないために。
しかしトイレがあまりの頻度であり、たまに親が駆け付けに間に合わないことも出てきました。
そうしたら、なんと自分ですべてをやるようになりました…!
トイレに便座を乗せた後、壁や引き出しの取っ手部分を使ってトイレによじ登るようになったんです。自分で全部やるってそういうことです。
自分で全部できるようになったら特に何も言わないし親を呼びすらしないので、こちらもトイレに行っていると気づかないことがありました…。
普通に危ないです。やめていただきたいけど、お願いしてもやめてくれない。呼んでねって言っても無駄でした。あったとしても事後報告で来る…
転倒事故になってからは遅いので、踏み台を追加購入しました。しかしこれまた踏み台を使って器用によじのぼっていく…おさるですか君は。
2歳10か月
家の中では安全に用を足して帰ってくるようになってきたころ。
今度は「保育園など、外ではできるのだろうか?」というステップに入ります。
保育園の先生と相談したところ、
「まずは紙おむつでいて、トイレの時に教えてもらえればいいんですがー」
とのこと…
「でも、うちの子おむつだとトイレ行かないんですよ、教えてもくれないんです。布パンツだと意識が向くみたいで勝手に行って帰ってくるんですが(※教えてくれないで事後報告なことも多い)…だから布パンツで登園させてみてもいいですか?」
と、「いきなり布パンツはちょっと…」と渋る先生になんとかお願いして(だって本当に紙おむつだと教えてくれないし行かないんだよ!紙おむつなら漏れてこないから、面倒なんだろうな!)保育園布パンツ登園スタート。
保育園での様子
まず、移動中に漏らさないかどきどきだったのですが、ここは大丈夫でした。出かけ前に一応トイレに促すから大体してきてくれます。
初日はとりあえず問題なかったようです。やってみたらできました、っていう。
先生も「ちゃんと教えてくれましたよーこれなら大丈夫ですね」と最初の渋りが嘘のようでした笑。
初日をクリアしてから、たまに間に合わなくて失敗することもありましたが、ほぼ成功。1週間もしたら日中は問題ない状態に…
お散歩などで園外にいるときにトイレに行きたくなった場合でも、先生に「ちっちでる」と教えて、外で用を足すことができるらしいです!ここでも急成長!
なんやかんやとありませんで、保育園含めた日中のおむつは外れました。ここは随分とあっさりでした。
これで、日中のおむつは完全に外れたと言って良いレベルになりました。
お昼寝と夜間のおむつ外し
こうして日中「起きている間」のおむつ外しは完了したわけですが、まだ完全ではありません。
お昼寝、夜間睡眠中のおむつ外しが残っています。
この頃、お昼寝を家であまりしなくなっていたこともあり、実質保育園に全部お任せすることになりました。
お昼寝のおむつ外し-保育園にて-
寝ている間のトレーニングは日中のおもらしがほぼなくなってから挑戦します。春頃に日中外しができたので、秋過ぎから開始しました。
本来なら「おむつで寝てみて、濡れなくなってきたら布パンツ挑戦」なのですが、うちの子はやはりおむつをしているとしてしまいます。すごく濡れます。びっしょびしょです。
ここでもやはり保育園に「布パンツで試してみて…ください…」とお願いしてやってもらいました。
やり方としてはとても簡単です。お昼寝前にトイレに行って、寝ます。起きたときにどうなっているか確認します。
布団には防水シーツをセットしておきます。
3~4日は失敗していましたが、その後寝ている間はしなくなりました。「寝ている間も気を付けなければ!」と体が覚えるのでしょうか。
それでもたまに失敗することはありました。段々失敗しなくなっていき、そのうちゼロになります。
夜間のおむつ外し
お昼寝のおむつ外しができたら、今度は最難関、夜間のおむつ外しです。
やり方はお昼寝と同じで、寝る前にトイレに行って、寝る。布団には防水シーツをセットしておきます。
和室などで布団を並べて寝る場合は全員分に防水シーツをセットしておきます。寝相で動いたときにやられることがあります。
こちらは8~10時間と長時間になるので、身体が発達して体内に尿を溜められるようになる、3歳以降に行うとスムーズです(当然個人差はあります)。
こちらは日によって成功したり失敗したり、を繰り返して次第に全く失敗しなくなっていきました。年少前(3歳半)では完了していたと思います。
親子共々睡眠不足になるので、昔のやり方でよく聞く「夜間起こしてトイレに連れていく」ことは一切しませんでした。やらなくてよかったと思います。
失敗する間はシーツと防水シーツの洗濯が大変ですが、ここを乗り切れば楽になります!
おむつが外れて起きること
メリット
- おむつ代がぐっと減りました。
- ゴミが減りました。
- 替える手間がなくなりました。
デメリット?
- 水道代は増えます(トイレ流す回数が増える)
- たまに失敗するとイラっとします(基本成功なので)
- 保育園以外の外出では手間が怖いので、紙おむつにすることもあります → 3歳過ぎてから、外出時でも自分でトイレに行くと教えてくれるようになりました。年少へ進級するときには夜間含めた一日布パンツで問題なく過ごせていました。
結局トイレトレーニングというか、育児は忍耐って話
個人差もありますし、時間もすごくかかりますよね。
- 早いうちから始めてもすんなり外れるとは限らない
- 怒ってもいいことはあまりない
- 面倒な時はあきらめて紙おむつにしていると、お互いの精神衛生上とても幸せ
親世代(50代~)に言わせると、幼稚園の3歳入園では当たり前のようにおむつはしていなかった!っていうかおむつ外れが条件の一つだった!とよく言っているので、まあその辺りが外れやすい目安ではあるんでしょうが…
まあ、マイペースでやっていけば、そのくらいで外れる子が多いんでしょうね。1歳から始めても、結局3歳直前までかかったわけですし。丸一日平気になるのは身体の成長も関係してきますしね。
うまくいかなくても忍耐、うまくいったら素直に喜ぼう。
余談
個人差ありまくるトイレトレーニングですが、育児雑誌などのやり方にそぐわなかった部分を書き出しておきます。
その子に合ったやり方をすれば早めに。やらなくてもある程度大きくなったら外れます。特に年少辺りからはしていない子も増えてくるので、それが刺激になって一気に進むなんてこともあるでしょう(そのころには体も成長して準備は万端のはずですしね)
今まさに頑張っている方、気長に、気を長ーーーくして、続けてください。
おむつ外しのときに保育園へ通っている場合
本編でも保育園に触れていますが、ある程度まで来たら、子供の様子を見ながら保育園との二人三脚でトレーニングを進めていきます。その子の様子を見ながら進めていきます。トイレの促しは1歳クラスの後半から行っていき、2歳クラスで昼寝のおむつまで外れていきます。
基本的に教えてくれない-あまりしゃべらない子だったので
育児雑誌などには「トイレの兆候を言葉で教えてくれます」とありますが、うちの子は本当にほんっとーに教えてくれませんでした。
考えられる原因は、この子はしゃべるのがちょっと遅めだったこと。
始めた当時1歳後半は二語、三語しゃべればいい方で、物の指差しなどもあまりできませんでした。1歳半検診にひっかかるレベルです。※その後の経過は特に問題なく、2歳半過ぎ頃(当時2歳クラス)から段々話せるようになり、年少前には特別問題なし、今ではしゃべりまくる子供になりました。
そのため、よく「出たら、出そうだったら教えてね?」として行うトレーニングが通用しませんでした。言う気がないのか、中々教えてくれない。行動で示してもらうしかありませんでした。
泣くと漏らすのは何故?
トイレトレーニングを始めてからわかったことなのですが、何かのきっかけてうわーーーっと泣くと、確実に漏らしました。あれはなんなのでしょう。
大きくなってからもしばらくは泣いてわめき始めると「トイレ行く!」と言い出していました。漏らさないだけ良いのですが、なんなんでしょう。感情が爆発すると色々緩むんでしょうか。または男の子だから?まあ個人差ですよね。
ねんねぱんつの歌
お昼寝と夜間寝る間はまだまだ紙おむつなのですが、それを「ねんねパンツ」と命名しました。「寝るからねんねパンツ履いてー」みたいな誘導です。
そうしたら、本人が
「ねんねぱーんつ♪はいっ、ねんねぱーんつ♪」※以下気が向くまで繰り返し
と自ら作詞作曲で歌うようになりました。可愛い。これは伝承させなければ(どこへ)