こんにちわ、PHPエンジニアのエンジニア婦人(@naho_osada)です。
PHPエンジニアとして9年~の経験があります。
今回は「人前で話すことが上手になるセミナー」 に出て自分が得たものを書いていこうと思います。
※セミナー名は内容を要約していますので一致するものではありません
人前で話すこと、LTや勉強会の登壇経験はあるものの、お世辞にも「上手」とは言えません。偶然見つけたこのセミナーに参加したら何か得るものがあるかもしれない、と思って参加してみました。
私の問題点を確認
セミナー参加前に、私は何故このセミナーに参加するのか?を確認します。
無目的に参加しては得るものも少なくなってしまいます。
- 外に出て他人と話す機会がない
- 発表者になったとき、緊張から震える
- 発表後の質疑応答でうまく答えられない
これらを解決するためのヒントを探してくることを目的としました。
外に出て他人と話す機会がない
これについては実は外のセミナーなどに参加することと、その場にいるだけでなく、自分から積極的にコミュニケーションを取ることでクリアです。
発表者になったとき、緊張から震える
声が震える、明らかに体が震えているなどではなく小刻みに震えている、なので壇上の近くにいないとわからない程度だとは思います。聴衆側からは全くわからないかもしれません。
開始しばらくは本当に辛いです。声が震えないように気張りますし、体の震えが大きくならないように気を付けます。
ただ、これは 時間の経過とともに落ち着くことがわかっています。
そのため、全く震えないようにならなくても落ち着くまでの時間を短縮できれば良いと思っています。
発表後の質疑応答でうまく答えられない
今回のセミナーで一番気になっているところです。
不測の事態に即時対応することが苦手、という自覚があります。質疑応答は何を聞かれるか全くわからない上に、質問に対して「即座に」「きちんと」答えられるか自信もありません。
これを解消できるヒントがつかめればいいなと思っていました。
セミナーのまとめ
セミナー自体は小さな会議室で、4人参加+セミナーの先生で行われました。話を聞く場面もありましたが、実践方式寄りでした。先生は心理学の専攻でカウンセラーの資格もお持ちだそうです。ちょっと懐かしくなりました(私は心理関連卒です)
※以下はセミナーを踏まえて自分なりにまとめたことです。セミナーの内容と全くの同一ではありませんし、私の解釈も入っています。
緊張しないようにすることは、緊張を忘れること
緊張しないことではなく、その気持ちを忘れること。
意識をよそに向けることで、緊張から解放される、それはつまり緊張を忘れること。
え、緊張しないためにあれこれするのではなくて、緊張していることを忘れるの!?
と思いました。
人前に出て話をするとき、
「相手にどう思われるかな」
「失敗したらどうしよう」
「相手を怒らせたらどうしよう」
など、不安に思うことは色々あります。これは自分に意識が向いている状態です。
これを、
「相手に興味を持ってもらうのはどうしたらいいだろうか?」
「どうやったら相手に伝わるのだろうか?」
「楽しいと思ってもらえているだろうか?」
と、相手に意識を向けます。
人間は(割と単純なところもあるので)同時に複数のことを考えることはできません。
そこを利用したテクニックだと思います。
緊張を克服してどんな人になりたいかイメージする
どんな人になってどんな雰囲気で話をしたいのか、具体的に人をイメージします。
家族でも仕事関係の人でも、はたまた芸能人でも構いません。誰でもいい。
私は大泉洋さんを思い浮かべました。紅白を見た直後の1月だったので印象に強く残っていました。
同じセミナー参加者は会社の上司を挙げていました。
コミュニケーションの目的を忘れない
つまり、発表のとき、何を伝えようと思ってその場に立っているのかを忘れないことです。
「何を伝えたいのか」を重視します。これがブレなければまず大丈夫。
今回は雑談ではなく「人前に出て話す」ことなので、事前に準備ができます。
この発表で何を伝えたいのか?それに絞って話をすれば伝わります。
反対に多方面に話をしてしまうと「結局何が言いたかったのか」がわからなくなってしまいがち。…学校の授業で経験ある方も多いのではないでしょうか。この先生何言ってるかよくわからない授業。
予想していなかった質問の返し方
質疑応答については想定される質問は自分で出して先に答えを考えて用意しておく、といった準備ができます。
万一、予測されていない質問が来た場合は
「〇〇について、ですね。私は×××のように思います。理由は△△△だからです。よろしいでしょうか?」
といったパターンに載せればうまく返すことができる上に、相手に伝わりやすい回答ができます。
商談でも普段から事前の準備はできますね。「営業の魔術」という本に営業は事前準備がとても大事だと書いてありましたが、人前に出て発表することも結局は同じことなんだな、と思いました。
雑談も万人受けしやすい話すネタやパターンを考えて置いたら今よりずっと楽にできるのかもしれませんね。
話し方は書く時と同じで良い
小論文やWebライティングなど、何かを書くときと同じ構成で、そのまま話せば伝わりやすいものになります。
- 結論
- 理由
- 事例
- 結論(まとめ)
の順番で話せば良いのです。話す長さによっては事例は省いてもいいですね。
特に仕事の場合、相手は話を集中して聞くのは難しい状況にあることも多くあります。また、人自身が話をしっかり聞いていられるのは30~60秒が限界だそうです。
私はどこかで「書くときと話すときは違う」と思っていました。ですが、実際はそうではなく、あるテーマについて書くつもりでそのまま話せばよかったのですね。
以下に自己紹介をテーマとして、伝わらない例と伝わる例を挙げます。
伝わらない自己紹介の例
私はフリーランスエンジニアをやっています。リモートなので在宅です。 感染症が流行する前からやっています。
何故こんなことしてるの?と聞かれることも多いのですが、この理由にはいくつかあります。
通勤が嫌だから?子どものため?お金のため?はたまた働き口のため?
など色々ありますが、全部です。
全部を満たしてできそうなことが今のところこの仕事だったので、これをやっています。
通勤は移動時間が惜しいですし、オフィスが苦手なんです。周りに人がいるのがとても苦手で。
子どものため、というのは休むと収入減少があるので、それが嫌で家でできるようにしました。
お金は、家で働けると病気で子どもが家にいても働けます。パートで外に働いていたら、出勤できないので収入下がります。
働き口はパートで望む仕事がなかったからです。
私はそんなフリーランスをやってます。
伝わる自己紹介の例
私はフリーのWebエンジニアをやっています。なぜかというと、プログラムが好きだからです。
プログラムのどういうところが好きかというと、まず、「嘘を吐かないこと」です。おかしいと思うことがあればすぐにエラーで教えてくれます。人間だとうまくいかないときはちょっとごまかしたり、隠したりするかもしれませんが、プログラムはしません。
二つ目は、「言った通りの事しかしない」ことです。書いて命令したことしかしません。「ついでにこれもやっておいたよ!」といった余計なことは一切しません。おせっかいが本当に要らないときもあるので、私はこの命令だけをやるところがすごく好きです。
三つ目は、「文句を言わないこと」です。同じことを何十回やっても文句ひとつありません。人間だったら文句の一つも出てきそうですよね。でも言いません。
こういったプログラムを効率よくやれるように、自分でプログラムを考えて書くのがとても好きです。なので、私はエンジニアをやっています。
話したいことを詰め込みすぎない、一点集中
どちらも私の自己紹介です。
伝わらない方は言いたいことを詰め込みすぎて何が言いたいのかわからなくなっています。文字にして読んでいるとまだマシですが、これを音声で聞くと本当にわかりません。自分でも何を言っているかわからなくなりました。
対して伝わる方は、言いたいことを「プログラムが好きだからこの仕事をしている」ことに絞って話しています。理由をいくつか添えて、だから好きです、と言っているのみです。これであれば「プログラムが好きなんだな」ということは確実に伝わります。
まとめ
人前で話すことが上手になるセミナーに参加して得たことは
- 緊張しないようにすることは、緊張を忘れること
- コミュニケーションの目的を忘れない
- 話し方は書く時と同じで良い
- 特に、話す内容をぐっと絞ると伝わりやすい
でした。
次に人前で話す機会があったら、これらを実践してみたいと思います。
自分の課題について
自分の課題だった3点も明確になりました。
- 外に出て他人と話す機会がない → セミナーに参加してきたのでクリア
- 発表者になったとき、緊張から震える → 意識を自分ではなく他者に向けることで落ち着けそう
- 発表後の質疑応答でうまく答えられない → 予想されるものは用意しておき、それ以外については「私は~と思います。なぜなら~です。」のパターンで答える
あとは実践あるのみ。日々、試せそうなことがあったら練習していきたいと思います。