こんにちわ、PHPエンジニアのエンジニア婦人(@naho_osada)です。
PHPエンジニアとして9年~の経験があります。
前回はApacheを導入しました。今回はPHPを導入します。
仮想開発環境を構築シリーズ
1 Hyper-Vで仮想マシンを作ろう
2-0 事前準備をしよう
2-1 Apacheを入れよう
2-2 PHPを入れよう
2-3 MariaDBとphpMyAdminを入れよう
3 Laravelをインストールしよう
4 Xdebugを設定しよう
5 Eclipseでデバッグしよう
PHPをインストールする
今回は特別低いバージョンを入れる理由もないので、現時点の最新、PHP7.4(2020/6/26現在)を選択します。
CentOS7のレポジトリのPHPは5.4とバージョンがかなり古いため、yum installで入れることはできません。こういうときはremiの最新リポジトリを参照して入れるようにします。
# epelパッケージを追加
sudo yum install epel-release
# remiリポジトリを追加
sudo rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
yum install epel-release
※remiが通らない場合はこちらを参考にするとできるようになるかもしれません。
remiリポジトリのバージョンを指定して追加します。
追加されたリポジトリを確認します。
ls -l /etc/yum.repos.d/
登録されているリポジトリが表示されます。
最新はPHP7.4があるので、今回はこれを導入します。yumコマンドにremiリポジトリを指定、PHP7.4を指定します。
sudo yum install --enablerepo=remi,remi-php74 php php-devel php-mbstring php-mysqlnd php-pdo php-gd
PHP7.4の導入ができました。
php -v
# このような応答が返ってきます
PHP 7.4.7 (cli) (built: Jun 9 2020 10:57:17) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies
で7.4のphpが入ったことと、同時にphpが動作していることを確認します。
/var/www/htmlにindex.phpを作成します。
<?php
echo "Hello!";
?>
最後に、php.iniを変更しておくと後々便利です。/etc/php.iniをコピーしてバックアップを取得したあと、
- post_max_size
- upload_max_filesize
を8Mから128Mに変更しておきます。昨今は8Mでは容量制限にかかることもも多いです。
php.iniの変更後はapacheを再起動します(systemctl restart httpd)。
まとめ
OSデフォルトのPHPを導入するとPHPのバージョンは古くなってしまうことが多くあります。CentOS7ではPHP5.4になります。
最新のバージョンを入れるためには「remiリポジトリ」を導入して、リポジトリを指定してyum installをします。
次はMariaDBとphpMyAdminを入れていきます。